2026年の1冊目:「相馬眼が見た夢 岡田繁幸がサンデーサイレンスに刃向かった日々」
2026年2月1日
今年の読書初めは、400ページを超える重厚な一冊だった。「マイネル」の総帥として知られた岡田繁幸さんの生涯を綴った評伝だ。
本書には、彼の生い立ちから牧場設立の苦労、そして彼が掲げた高潔な理想が、まるで大河ドラマのように記されている。
中でも衝撃を受けたのは、岡田さんの最期についてだ。体調が優れないという噂は耳にしていたが、自ら命を絶たれていたという事実は、言葉を失うほどの驚きだった。色々と考え込んでしまう。
読み終えて、自分の中に真っ先に沸き上がったのは「もっと馬自身を見よう」という想いだ。
これまで自分は20年以上競馬を楽しみ、馬券を買ってきた。しかし、振り返ってみれば、頼っていたのは過去の実績や数値化されたデータばかり。20年も続けているくせに、自分なりの「軸となる予想方法」がいまだに確立されていないことにも気づかされた。
骨格、筋肉の付き方、そしてどのような調教を経てそのレースに臨んでいるのか。
数字の向こう側にいる「馬」そのものをしっかり観察し、自分の相馬眼を養っていく。それが、命をかけて走る馬たちに対する、ファンとしての礼儀ではないか――。そんな風に思えてきたのだ。
「データをこなす」競馬から、「馬を理解する」競馬へ。
これからは予想法の確立を目指して、改めて一から競馬を勉強し直してみようと思う。